ホはホログラムのホ PartII

来年の私より今の私の方が若い

2024年 読書記録(10)

読書記録は
月一とは限らない。

ランダムに
記録していきます。

今月は、
がんがん読むぞ~!!

起きてすぐ読む。

隙間時間に読む。



29.
Crying in H Mart: A Memoir
Michelle Zauner著



韓国人の母とアメリカ人の父を
持つミュージシャンの著者が、

母親の死、アイデンティティ
バンド活動や結婚などの
人生のイベントを、主に
食を通じて綴った一冊。


今の自分の状況と
重ね合わせてぐっときました。

他者の死を乗り越える時、
思い出が支えてくれる
こともあれば、

逆に辛さを増長することも
あるだろう。

でもやっぱり、
思い出がある方がいい。

「人生とは思い出である」
と言い切れる気が
最近特にしている。


そして、
家族であれば特に、
その中心に「食」がある
ことも多いだろう。

いい意味で、
同じフォーマットで、
どの国の人も、
一冊書けるかもしれない。

そんな普遍的な作品でした。




30.
伊藤典夫翻訳SF傑作選
「ボロゴーヴはミムジイ」


SF小説の翻訳で有名な
伊藤典夫氏が選んだ、
時間と異空間をテーマにした
アンソロジー

個人的には、
「子供の部屋」が
良かったかな。

萩尾望都センセが
漫画化しても
不思議じゃないような
物語でした。

ストーリーには関係ないですが、

表題作のユーモア感覚が好きで、

夫がカクテルを飲んでいる時、
奥さんがオリーブをねだると、

「わかってるよ」
元気のない声で、バランダインはいった。

「このまえ食べたときから
 何年になるかな、
 つまり、マーティニに
 入ったのをだがね。
 グラスに六つ入れても、
 きみはもっとというだろう」

「あなたのをほしいのよ。
 血を分けた兄弟として。
 シンボリズムね」

ふっ

…と笑ってしまう感じが
好きでした。





31.
おしゃべりな人見知り
山本ゆり著



山本ゆりセンセ、
面白い~。

そして、
サービス精神がすごい。

自らつっこみ、
注釈を入れ、

これでもかという
情報量。

子供さんがいて、
これだけ充実した本を
作り上げ、

いろんなメディアに
レシピを提供して、

しかも、
いろんなオプションやら、
調理方法の理由付けも
説明してくれて、

ほんと、脱帽です。

この本にも
レシピが掲載されているので、
いくつか作ってみようと思います。



◎今後の読書リスト


アサーション入門
自分も相手も
大切にする自己表現法
平木典子著



先月の
自分の欠点に改めて
気付かされた経験から、
対策として読んでみます。

以前から興味があったのです。

近くで
アサーション関係の講座とか
ないかなーとリサーチしてみたりも。

なかったんですけど、
継続的に探してみようとも
思っています。





強く生きる言葉
岡本太郎


数年ごとに一度、
タロー・オカモト氏に
喝を入れてもらいたくなる。




師匠はつらいよ
藤井聡太のいる日常
杉本 昌隆著


テレビで拝見していて、
どうしてこんなに
謙虚に、かつフラットに、
大注目されている弟子のことを
話せるのか興味がわいて。



パトリシア・ハイスミスは、
いよいよ著者の作品で
最も有名な(?)

リプリー



いろんな版が出ていて、
これはタイトルを
映画と同じにしていますね。



さて、
ここで改めて今年の読書計画を
見直してみよう。


1)洋書を5冊以上→3冊
2)詩を10冊以上→数えてないが、3冊くらい?
3)作家2人を完読→1人もまだ終わってない
4)ミステリに詳しくなる→ぜんぜん…
5)トータルで60冊以上→半分まで?しか?


うーむ、
あと4ヶ月。
達成は早くも難しそう…。

いや、諦めるな~!

諦めたら…
ここで試合終了ですよ?
(まったく世代じゃないのに
 言ってみた。)